露天風呂盗撮マニア グループ摘発、動画転売か 藤枝署など

 露天風呂に入浴中の女性を組織的に盗撮したとして、藤枝署と静岡県警生活保安課、サイバー犯罪対策課は3日までに、兵庫県迷惑防止条例違反の疑いで鹿児島県職員の男ら3容疑者を逮捕した。マニアらでグループをつくり、全国を股に掛けて盗撮していたとみられ、同署などが実態解明を進めている。

静岡県警が展示した押収品。望遠レンズのほか、迷彩服やのこぎりなどもある=3日午前、藤枝署
静岡県警が展示した押収品。望遠レンズのほか、迷彩服やのこぎりなどもある=3日午前、藤枝署

逮捕されたのは茨城県行方市内宿、無職の男(49)、鹿児島県鹿屋市打馬2丁目、同県職員の男(40)、岡山市北区三野3丁目、無職の男(32)の3容疑者。逮捕容疑は共謀して9月下旬ごろ、兵庫県内で、露天風呂に入浴中の女性を望遠レンズ付きのビデオカメラで盗撮した疑い。同署は3人の認否を明らかにしていない。
 捜査関係者によると、茨城県行方市内宿、無職の男(49)がリーダー格で、必要な装備や撮影方法などを指南していたという。撮影した動画や画像はマニア同士で転売していたとみられる。
 同署は3日、押収した高性能なレンズや三脚をはじめ、パソコン、森に隠れるための迷彩服、邪魔な枝を払うためののこぎりなどを公開した。

 ■盗撮マニア 撮影場所の情報共有
 藤枝署などが3日に兵庫県迷惑防止条例違反容疑で摘発した盗撮マニアのグループは、数十万円と高額な望遠レンズを大量に所持していたほか、仲間内で全国各地の撮影しやすい露天風呂の情報を交換するなど、組織的な活動を展開していたとみられる。
 捜査関係者によると、山間地などにある露天風呂では、見晴らしの良さを売りにした施設も多い。盗撮グループは山などに入って露天風呂をのぞくことができるポイントを見つけ出し、情報を共有していた。
 迷彩柄の装備を持ち込んだり、のこぎりで視界を確保したりして撮影場所を決めていたとみられる。100~300メートルほど離れた場所から高性能な望遠レンズを用い、相手から見つからないように撮影していた。複数人が参加し、それぞれが別のポイントから盗撮していた可能性もあるという。

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