蜂蜜酒「ミード」味わって 浜松の養蜂家と掛川の醸造所開発
浜松市天竜区の養蜂家「養紡屋」が、掛川市のクラフトビール醸造所「掛川ファームブルーイング」と蜂蜜酒(ミード)を開発した。30日、中区のビアハウス「ティルナノーグ」で開いた試飲会で披露した。

蜂蜜酒は人類最古の酒といわれる醸造酒。養紡屋の塩見亮太代表(36)が養蜂業を営むきっかけになった酒で、足掛け9年で商品化した。
ミカンの花の蜜をもとにした蜂蜜を酵母発酵し、炭酸を追加して仕上げた。200ミリリットルの瓶に詰め、乾杯酒として楽しんでもらおうと「SHUKUHAI(しゅくはい)」と名付けた。
試飲会には関係者が集まり、蜂蜜の甘さとミカンの花の風味が香るスッキリとした味わいを堪能した。塩見代表は「あまり知られていないミードの魅力を広めていきたい」と話した。今後、シリーズ「クラフトミード403」として、異なるフレーバーの開発を進めるという。
「SHUKUHAI」は養紡屋のオンラインショップで1本1200円(税込み)で販売しているほか、ティルナノーグで、1杯1100円(同)などで提供している。