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熱海土石流対応 課題共有 静岡県、自衛隊など指揮官会議

 川勝平太知事と自衛隊、海上保安庁などの地方機関トップが災害支援の連携強化について意見交換する本年度の県指揮官会議が1日、県庁で開かれた。各機関が7月に熱海市伊豆山で発生した土石流災害の初動対応や救助活動の状況を報告し、課題を共有した。
 川勝知事や陸上自衛隊の蛭川利幸富士学校長、海上自衛隊の酒井良横須賀地方総監ら約30人が参加し、非公開で行われた。県によると、安否不明者の氏名公表による人命救助活動の推進や、重機が入れない場所でのドローンを活用した行方不明者の捜索などについての報告があった。
 終了後、川勝知事は「被災現場の地図を共有し各機関の役割分担をしたことで、救助、救援の効率が上がった」と成果に触れた。一方、ドローンに関しては「各機関が使用するとドローン同士の事故が発生する恐れもあり、情報共有が大事」と課題に言及した。

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