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熱海土石流 盛り土内に県外ごみ袋 土砂「県境越え」有力

 熱海市伊豆山の大規模土石流を巡り、静岡県による10月の現地調査で起点付近の盛り土内から神奈川県二宮町の指定ごみ袋が見つかっていたことが、30日までに分かった。県は盛り土造成時に搬入された建設残土が神奈川県内から運び込まれた有力な証拠になるとし、県境を越えて土砂が運び込まれた可能性が高いとみている。

土石流起点の盛り土で見つかった神奈川県二宮町の指定ごみ袋(県の資料から抜粋)
土石流起点の盛り土で見つかった神奈川県二宮町の指定ごみ袋(県の資料から抜粋)
土石流 熱海、神奈川県二宮町
土石流 熱海、神奈川県二宮町
土石流起点の盛り土で見つかった神奈川県二宮町の指定ごみ袋(県の資料から抜粋)
土石流 熱海、神奈川県二宮町

 県によると、指定ごみ袋は盛り土の落ち残り部分の西側斜面に露出していた。袋の中にごみは確認できなかったが、どぶさらいや草刈りの際に使われた可能性があるという。他にも屋根瓦の断片やパイプなどが盛り土の土砂に混入していた。
 県が10月に公開した公文書には、盛り土造成時の2008年8月に業者が、県の担当者に対し「小田原の現場で生じた残土約1万立方メートルを至急、赤井谷(熱海市伊豆山の盛り土造成地)で処理したい」と発言していたことが記されている。静岡大防災総合センター長の北村晃寿教授(古生物学)は盛り土付近の土砂を分析し、二宮町に隣接する小田原市の中村川流域の土砂が運び込まれた可能性を指摘している。
 県は二宮町の指定ごみ袋混入は北村教授の分析や業者の発言と整合性が取れていて、このエリアから土砂が搬入された可能性を補強する材料になるとみている。盛り土崩落の原因究明に今後生かすという。

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