全国茶品評会大臣賞 松下園(掛川)に表彰状 埼玉で授与式

 茶づくりの日本一を競う第75回全国茶品評会(全品、全国茶生産団体連合会など主催)の褒賞授与式が28日、埼玉県川越市で行われた。深蒸し煎茶の部で最高賞の農林水産大臣賞を受賞した松下園(掛川市)の松下彰さん(32)が表彰状を受け取った。

全国茶品評会で農林水産大臣賞を受賞し、表彰状を受け取った松下園の松下彰さん(左端)=28日午前、埼玉県川越市
全国茶品評会で農林水産大臣賞を受賞し、表彰状を受け取った松下園の松下彰さん(左端)=28日午前、埼玉県川越市

 同園の大臣賞受賞は初めて。松下さんは「有機栽培で育てたお茶が評価されてうれしい。地域やJAなどの協力に感謝したい」と話した。
 褒賞式は例年、お茶の消費拡大などを目的とする「全国お茶まつり」の一環として行われているが、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、2年連続で規模を縮小し、式のみを行った。
 入賞茶が多い自治体に贈られる「産地賞」は、深蒸し煎茶の部で掛川市が獲得した。

 ■掛川市とダブル受賞喜ぶ
 28日に褒賞授与式が行われた全国茶品評会は、深蒸し煎茶の部で松下園(掛川市)が農林水産大臣賞の栄冠に輝き、入賞者が多い自治体をたたえる「産地賞」に掛川市が入賞した。松下園の松下彰さん(32)と久保田崇市長(45)は「ダブル受賞」を受け、「掛川を茶どころとして盛り上げたい」と抱負を語った。
 松下さんは大臣賞を励みに有機茶栽培の技術を磨き、抹茶の原料となる碾茶(てんちゃ)づくりにも意欲的に取り組んでいくという。「産地としての魅力が高まり、新規の担い手が増えれば活気が出る」と期待する。
 掛川市の産地賞受賞は2年連続。久保田市長はブランドを生かした需要開拓に意欲を燃やす。「伝統ある深蒸し煎茶の品質を効果的にPRし、都内など消費地にお茶のある暮らしの魅力を提案する」と話した。2人は「来年も授与式に出席できるよう、茶の品質向上に励みたい」と意気込みを語った。

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