マスクで隠れる笑顔→缶バッジでお伝え 富士の障害者施設で生産

 富士市横割の障害者就労継続支援B型事業所「竹の子」が11月下旬から、マスク着用で見えなくなった笑顔をバッジにする「ふじスマイルバッジ」の生産を始めた。富士駅周辺の商店主らが製作していた缶バッジを障害者施設が担うことで、コロナ禍で苦境にある施設や障害者の笑顔につなげる。

スマイルバッジ作りに励む利用者(中央手前)=富士市横割の「竹の子」
スマイルバッジ作りに励む利用者(中央手前)=富士市横割の「竹の子」

 スマイルバッジは、マスク着用で読み取りにくくなった表情を伝える交流手段として考案した。ことし8月から3カ月で35店舗63人が使用している。市や富士商工会議所の職員らも使用するなど広まりを見せる。
 当初から事業化を検討してきたが、これまでは富士健康印商店会の大木勝己会長が自作していた。新聞やテレビで紹介されて反響も増える中、缶バッジ作成を竹の子が引き継ぐことになった。
 同市の「エンチョー」の賛同でエンチョー富士店93人分の注文が入り、利用者が円形に切り抜いた写真を別のもう1人が専用器具で缶バッジにしていった。塚田香苗所長は「地元の方との出会いで新しい事業がスタートできた。障害者の活躍の場が増える」と喜んだ。評判の良い手作り石けん、アクセサリーに次ぐ、3本目の柱に育てたい考え。
 施設を見学した大木会長は「全国へ普及させるための体制が整った。多くの企業に活用してもらい、笑顔が増えたら」と話す。
 バッジは1個税込み500円、写真データを持ち込むか、写真撮影(税込み550円)を案内する。問い合わせは竹の子<電0545(64)0881>へ。
 

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