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静岡人インタビュー「この人」 井口繁和さん 十湖池ビオトープの保全に取り組む

 浜松市東区豊西町の民有地に多様な生き物が生息する水路や林を創り出そうと活動するNPO法人「浜松市東区の自然と文化を残そう会」の会長理事。生物学習のイベントなどを開催する。浜北西高教諭。52歳。

井口繁和さん
井口繁和さん

 ―十湖池とは。
 「豊西町出身で明治、大正期に活躍した俳人松島十湖(1849~1926年)の所有地にかつて存在した池。トンボやホタルが舞い、子どもの遊び場だった。住民は親しみを込め十湖池と呼んだが、水が枯れて埋め立てられた」
 ―復元活動の歩みは。
 「十湖のひ孫に当たる松島知次さんが1999年、埋め立てられた土地に再び水路を造り、住民と協力して徐々にビオトープ(生物生息地)として拡充した。その過程で2010年に『残そう会』が設立された」
 ―イベントの内容は。
 「現在は絶滅危惧種の淡水魚カワバタモロコやミナミメダカなどが生息し、子どもたちに生物多様性を学んでもらう教室を開催している。市内の企業団体や浜松東高や浜北西高の生徒も協力してくれている」
 ―今後の抱負は。
 「ビオトープを100年後まで存続させたい。子どもたちの環境教育の場としての機能を高め、地元の方々の憩いの場を創り出して、地域に貢献できれば」
     ◇
 教員の仕事と6歳、3歳の育児、同会の活動で慌ただしい日々を送る。

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