記者コラム「清流」 問われているのは
川勝平太知事の「コシヒカリ発言」に端を発した不信任決議案が24日の県議会臨時会で提出される見通しになった。騒動になって3週間経過したが、SNSには今もコメントが絶えない。
知事と対立する自民改革会議の動きを「知事を降ろしたいがため」と批判する声があった。知事与党のふじのくに県民クラブにも同様の問い掛けをしなければならない。「知事の擁護ありきではないですよね?」
不信任案が出されれば、論点は「川勝氏は引き続き信用でき、県政を託せる人物か」だろう。トップにふさわしい人格、識見か。「降ろす」「擁護する」の次元ではない。間近で言動を見てきた全ての県議が正々堂々判断するかが問われている。