下田市庁舎移転計画 新庁舎一部に稲生沢中校舎活用へ 市方針

 下田市は19日、事業再検討中の市庁舎移転について、建設コスト縮減のため、同市河内の移転計画地に隣接する稲生沢中校舎を、新庁舎の一部として活用する方針を市議会全員協議会で明らかにした。市は実施した校舎の耐力度調査を踏まえ、小規模改修で庁舎としての活用が可能だと判断した。

市庁舎としての活用方針が示された稲生沢中=下田市河内
市庁舎としての活用方針が示された稲生沢中=下田市河内

 同校は中学校統合により、2022年3月末で閉校する。市は4階建ての校舎のうち、1階は稲生沢川の洪水浸水の恐れがあるため、2階以上を事務所として使用することを想定している。調査では体育館、技術棟も耐力度に問題はないとされた。
 また、老朽化している現庁舎の安全性調査では、本館、西館、別館の全3棟の耐震性能が不足しているとの結果が出たとした。補強工事費は1億5千万円、工期は1年半との概算も報告された。
 松木正一郎市長は「稲生沢中の校舎をできる限り活用していく」との方針を示しつつ、「現庁舎がなくなることによる(周辺経済に与える)リスクも総合的に判断したい」と述べた。現庁舎については仮に耐震補強した場合でも「未来永劫(えいごう)完全に使うということではない」とし、一時的な使用を想定しているとした。
 

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