静岡市に珍客飛来 渡り鳥の「ソリハシセイタカシギ」
上に反り返った細いくちばしが特徴的なチドリ目セイタカシギ科の「ソリハシセイタカシギ」が15日までに、静岡市内の河川の河口に飛来した。県自然史博物館ネットワークによると、国内では珍しい渡り鳥で、県内で確認されたのは記録が残る2004年以来、4例目。迷鳥として渡ってきたとみられる。

飛来が確認できたのは1羽。15日は中州で丸くなって眠る様子や、川に入ってくちばしで餌を探す様子が見られた。
ソリハシセイタカシギは、ヨーロッパや中央アジアなどで繁殖し、アフリカや中国南部などに渡り越冬する。全長は約40センチで白と黒の羽毛に覆われている。