知事コシヒカリ発言 御殿場市長「真摯に謝罪、一つの区切り」

 川勝平太知事が12日の定例記者会見で、御殿場市について「コシヒカリしかない」などとした自らの発言を撤回し謝罪したことを受け、同市の勝又正美市長は同日、報道陣の取材に応じ「真摯(しんし)に謝られた。一つの区切りだと思っている」と述べた。市議会は、発言の撤回と謝罪を求める決議案の提出を取りやめる方向で調整に入った。
 勝又市長は、10日に知事が同市を訪れ謝罪した後も知事に対して厳しい意見を持つ市民が多いと説明。「市民が負った心の傷は大変深い」と強調し、自らも「納得したという気持ちはない」と吐露した。謝罪が遅かったとの認識も口にした。
 一方で、知事の謝罪の言葉は「大変重い」と指摘。市長の立場で、さらに責任を追及する考えはないと語った。知事に求めたいことを問われ「御殿場市も含め東部地域の活性化が県のためになると改めて認識してほしい」と答えた。
 市議会では高橋靖銘議長ら4役が対応を協議し、発言の撤回と謝罪を求める決議案の提出を取りやめる方向でまとまった。代わりに、同市をはじめ県東部を重視して県政運営に当たるよう求める決議案を提出する考えが浮上。今後、各会派などで意見集約する。

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