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特集 : ものづくり最前線

自然土を使った舗装材 エコーライト(御前崎市) 防じん材加え差別化【静岡ものづくり最前線】

 花こう岩が風化してできる「真砂土」を主原料とした環境配慮型の舗装材を受注生産する。開発以来約20年間で200件以上の公共工事に採用された。

真砂土を主原料とし、防じん材も加えた鋪装材
真砂土を主原料とし、防じん材も加えた鋪装材

 本業は遠州地域で採れる砂の鋳物用への加工。郊外に比べて都市部の気温が高くなる「ヒートアイランド現象」が社会問題化し、環境に優しい舗装材が求められる中で製品化した。真砂土は雑草の繁茂を抑える効果があるとされ、山梨県や愛知県の山で掘削して仕入れる。粘り気がなくさらさらとしている半面、水を含むと崩れやすい性質のため固化剤を配合する。さらに独自の技術で防じん材を加え、他社製品との違いを出した。夏場に行った表面温度の比較実験では、コンクリート舗装面に比べて最大6・6度、温度上昇を抑えることができた。敷きならして散水すればおよそ1日で固まり、特殊な施工技術は不要という。
 受注の9割を公共工事が占める。新東名高速道の建設事業では路側帯やパーキングエリア内の植栽箇所などに計約1500トン投入した。一般道の中央分離帯や公園の園路などでも使われている。深沢正保取締役(72)は「今後も品質管理を徹底し、強度の向上にも取り組んでいきたい」と話す。

 企業情報 御前崎市池新田4432の40、1996年創業。従業員3人。

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