川勝知事、御殿場市役所訪ね謝罪 「コシヒカリしかない」発言

 川勝平太知事が10月の参院静岡選挙区補欠選挙の応援演説で御殿場市に関し「コシヒカリしかない」などと発言した問題で、川勝知事は10日、同市役所を訪れ、勝又正美市長と高橋靖銘市議会議長と会談して謝罪した。発言は撤回した。川勝知事は訪問後に県庁で記者会見を開き、「今回の発言で不快になり、傷ついた方、心配をかけた方がいる。まことに申し訳ない。ごめんなさい」と県民に向け、謝罪を口にした。

勝又正美御殿場市長(左)に謝罪に訪れた川勝平太知事=10日午後7時10分ごろ、同市役所
勝又正美御殿場市長(左)に謝罪に訪れた川勝平太知事=10日午後7時10分ごろ、同市役所
川勝平太知事からの謝罪を受け、記者会見する勝又正美御殿場市長(左)と高橋靖銘市議会議長=10日午後7時45分、同市役所
川勝平太知事からの謝罪を受け、記者会見する勝又正美御殿場市長(左)と高橋靖銘市議会議長=10日午後7時45分、同市役所
勝又正美御殿場市長(左)に謝罪に訪れた川勝平太知事=10日午後7時10分ごろ、同市役所
川勝平太知事からの謝罪を受け、記者会見する勝又正美御殿場市長(左)と高橋靖銘市議会議長=10日午後7時45分、同市役所

 会談は非公開で15分程度。川勝知事は会談の冒頭で謝罪と撤回の言葉を口にし、椅子に座ったまま頭を下げたという。発言について「あってはならない。市民の痛みはよく分かった」と語った。
 勝又市長は「心からの謝罪があった。市民の心が傷ついたことを分かっていただいた」と評価した。一方で「これだけ傷ついた心は消えるものではない。今の時点で納得したとは言えない」とも述べ、知事の今後の発言を見守る考えを示した。高橋議長は市議会が12月定例会に提出する方針を固めている「発言の撤回と謝罪を求める決議案」の取り扱いについて、知事の対応を見極めた上で判断するとした。
 県庁での会見は報道陣の求めに応じる形で、急きょ開かれた。川勝知事は謝罪の言葉を繰り返し、「御殿場市民を傷つける意図は本当になかった。しかし、傷つけてしまったのは申し訳なかった」と述べた。
 9日の記者会見で謝罪しなかったことについては「説明すれば分かってもらえると思った」と話し、10日の報道で勝又市長が公の謝罪を求めていることなどを知り、考えを改めたという。
 御殿場市をやゆしたと取られても仕方のない発言をしたことについては、選挙での応援演説だったことが原因とし、「差別を決してしないとする公務と、他方を蹴落とさなければいけない政務(選挙応援)は両立しない。政務は初めてだった。発言は問題だった」と述べた。
 一方、政務を今後も続ける考えを示し「政務のときの言葉遣いには注意しなくてはいけない。演説を組み立ててから話すようにする」とした。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ