静岡人インタビュー「この人」 竹山哲夫さん 本年度の県知事表彰を受けた警察官 

 1980年4月の拝命。松崎署(現下田署松崎分庁舎)地域課への配属を皮切りに沼津署刑事課、県警生活保安課などを経て、現在は浜北署生活安全課生活安全係長を務める。本年度の県知事表彰を受けた唯一の現役警察官。掛川市出身。60歳。

竹山哲夫さん
竹山哲夫さん

 ―表彰を受けた感想は。
 「1人ではできない仕事ばかりだった。今回の表彰でも上司や同僚らから声を掛けていただき、大変うれしく思うと同時に周囲の方々のおかげであるとあらためて感謝している」
 ―これまでの仕事を振り返って思うことは。
 「刑事、生活安全部門の仕事が長かった。いわゆるヤミ金や風俗事件の捜査では証拠を固めるのが困難だったが、悪事を犯した人にきちんと処罰を受けさせるべく仕事に励んだ」
 ―仕事のやりがいは。
 「県民、市民のために困っている人を助けるというのが仕事の本分だ。被害者の立場で物事を考えるようにし、任務に当たった。事件が解決し、被害関係者から感謝されると、やはりうれしく思う」
 ―後輩たちへの助言は。
 「謙虚に、愚直に、感謝を忘れずに、と伝えたい。アドバイスをくれる上司や同僚の話は素直に受け止めること、一つ一つの仕事をまじめに取り組むこと。それが成長につながるし、努力は必ず誰かが見ている」
       ◇
 趣味はサッカー。

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