富士「古谿荘」庭園特別公開 国指定重要文化財

 富士市岩淵の国指定重要文化財「古谿(こけい)荘」の庭園が3日、特別公開された。約200人が庭園を散策して明治大正期の風情を味わった。

ガイド(左から2人目)の解説で庭園を散策する来場者=富士市の古谿荘
ガイド(左から2人目)の解説で庭園を散策する来場者=富士市の古谿荘

 古谿荘は明治期に宮内大臣などの要職を務めた田中光顕(1843~1939年)が建築した別荘で、富士山と駿河湾を一望できる富士川右岸の高台斜面に位置する。約5700坪の敷地に9棟の木造建築と回遊式日本庭園が広がる。
 庭園はアカマツと芝を組み合わせて設計された。公開に合わせ、園内に流れる小川に水を流して傾斜を利用した滝を再現した。
 地元の「古谿荘に親しむ会」が案内した。会員は、古谿荘の景色や気候が皇族の離宮が建てられる場所の条件と合致して田中が別荘地に選んだ一説などを紹介した。
 全国の日本庭園を巡る袋井市の内藤登さん(71)は「建物からの眺望が考えられた木の配置が素晴らしい」と感心した。
 古谿荘は2022年から大規模改修を行う。

 

いい茶0
メールマガジンを受信する >