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特集 : ものづくり最前線

ロードバイク用「簡単駐輪システムSS1」 藤永製作所(静岡市葵区) 車体に負荷かけず保管【静岡ものづくり最前線】

 新型コロナウイルス禍で密を避けたレジャーとして人気が高まっているロードバイク。宿泊施設や飲食店に、誰でも手軽に駐輪できる場所を提供しようと開発した。

誰でも手軽に自転車を置くことができる「簡単駐輪システムSS1」
誰でも手軽に自転車を置くことができる「簡単駐輪システムSS1」

 保育施設の遊具や公共施設の手すり、モニュメントの制作などを手掛ける。藤永正義社長自身が会社員時代にロードバイクで通勤していて、勤務先などに駐輪場所がなく困ったことが開発のきっかけになった。
 ステンレス製で、遊具制作などに用いる金属の溶接や組み付け技術を活用した。サイズは横約140センチ、幅約22センチ、高さ約90センチ。V字形の溝に車輪を乗せて利用する。1台ずつ駐輪するため、他の自転車に接触しての損傷を回避できる。多様な太さの自転車フレームに対応できるよう、立てかける支柱の位置を工夫した。支柱上部にはワイヤロックを通すための穴を開けた。
 サイクルスタンドを設置する観光施設もあるが、サドルをバーからぶら下げて宙づりにする形式が多い。藤永社長は「1台100万円以上にもなるロードバイクの一部パーツに負荷が集中することが気になっていた」と語る。
 10月上旬時点で、県内外の個人や宿泊施設などから注文があるという。価格は1台税込み5万1480円。藤永社長は「新たなおもてなしのアイテムとして広がれば」と期待する。

 企業情報 静岡市葵区小瀬戸2497の1。2015年創業、19年法人化。社長1人、従業員1人。

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