フォークリフト新バッテリーを開発 TRC高田、環境負荷低減

 自動車部品製造のTRC高田(浜松市西区)は2日までに、リチウムイオン電池を改良した新素材電池を使った同社初の車載用バッテリーを開発した。工場用フォークリフトに搭載する。現在主流の鉛を使った「鉛蓄電池」からの転換を提案し、物流倉庫や製造現場の環境負荷低減を推進する。

フォークリフトの試験機に搭載した新素材電池のバッテリー=浜松市西区
フォークリフトの試験機に搭載した新素材電池のバッテリー=浜松市西区

 鉄製容器(縦約95センチ、横37センチ、高さ54センチ)の中に、電子基板や台湾メーカー製の電池パック約200枚を内蔵した。サイズや定格電圧、定格容量を一般的な鉛蓄電池と同程度にそろえ、可搬能力1・5トン~1・8トンの立ち乗り式フォークリフトで交換利用できるようにした。
 同社が使用する新素材電池「リチウム鉄リン系複合酸化物電池」は鉛蓄電池と比べて高効率で、充電可能回数は約3倍、充電時の電気使用量も約20%カットできるという。
 今後、同市西区の専用工場で生産し、販売目標は年間300台。高田順也常務は「大型フォークリフトや無人搬送車も含めると、市場規模は大きい。地域の中小企業にも環境技術として提案したい」と語った。

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