在日外国人に金融商品 スルガ銀行、名古屋の企業と提携

 スルガ銀行は1日、在日外国人への金融サービス提供を充実させるため、外国人材の紹介事業などを手掛ける「KUROFUNE」(名古屋市、倉片稜代表取締役)と業務提携について合意したと発表した。在日外国人向けの金融商品やサービスを開発し、雇用が不安定で所得水準も低い層の支援を進める。
 差別せず、誰もが経済的な支援を受けられる世界銀行の取り組み「金融包摂」(ファイナンシャル・インクルージョン=FI)の具現化を目指すため、スルガ銀が同社に提携を打診した。提携により両社は顧客基盤を生かした商品やサービス販売などを行う予定。
 スルガ銀は在日外国人を支援する企業や団体と取引する中で、支援の幅を広げてニーズに対応すべきと判断。9月にFI推進室を新設し、5人態勢で商品企画を手掛けている。同室は日本橋本部(東京)に置いている。
 スルガ銀によると、特に融資に関しては国内の大半の金融機関が永住権を持つ人を対象にしているという。
 (東部総局・高橋和之)

 <メモ>金融包摂(ファイナンシャル・インクルージョン=FI) 貧困や差別などで金融サービスが得られていない人たちを支援し、サービスを受けられるようにする取り組み。途上国には知識不足や与信力への問題でサービスから取り残され、貧困のサイクルから抜けられないケースが多いという。

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