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特集 : 熱海土石流災害

児童登校控え校舎清掃 熱海・伊豆山小、11月に4カ月ぶり再開

 熱海市伊豆山の大規模土石流の被災エリアに近い伊豆山小で11月1日に教育活動が再開されるのを前に、同校PTAと地域住民ら計25人が29日、校舎内の清掃やグラウンド整備を行い、約4カ月ぶりに登校する児童を迎える準備を整えた。「ここから伊豆山の元気が生まれる」。住民の一人はそう言葉に力を込め、地域再生の一歩に期待感を示した。

児童の登校再開を前に教室の机を拭く保護者=29日午前、熱海市の伊豆山小
児童の登校再開を前に教室の机を拭く保護者=29日午前、熱海市の伊豆山小

 6年生の教室。黒板には土石流が発生する前日「7月2日」の予定が書かれたままだった。1年生が大事に育てていたはずのアサガオはひからび、誰もいなくなった時間の長さを物語っていた。
 同じ校内で学ぶ伊豆山小と伊豆山幼稚園の児童、園児たちは2学期から、スクールバスで約7キロ離れた隣の泉小に通い、空き教室で授業、保育を受けていた。その間、保護者らは一日も早く子どもたちが伊豆山小に戻れるように、市教育委員会に働き掛けていた。
 待望の学校再開を前に、保護者らは児童や園児の笑顔を想像しながら、机や窓にたまったほこりを拭いた。運動場では学校周辺の復旧作業などのために出入りした車両のわだちを埋めた。
 原一歩PTA会長(41)は「子どもたちの元気な姿は復興の象徴になる。地域と一緒に歩み出せると思う」と語った。伊豆山小の周辺は路線バスのダイヤや経路が平常に戻っていないため、一部の児童は当面の間、市教委が用意するスクールバスや大型タクシーで登校する。

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