脱・カウンター、客と個別対面 スルガ銀行、次世代型店舗を拡充

 スルガ銀行は従来のカウンター越しに対応するスタイルをなくした「次世代型店舗」を拡充する。11月8日にはスルガ銀として静岡県内最初の次世代型店舗を富士市に新設する。客との個別の対面式で、より距離を縮めて関係構築を図る。

いすに座って客との接点を重視する次世代型店舗。カウンター業務は極力省く=富士市南町のスルガ銀行富士吉原支店
いすに座って客との接点を重視する次世代型店舗。カウンター業務は極力省く=富士市南町のスルガ銀行富士吉原支店

 富士吉原支店(同市南町)を次世代型として移転、新築オープンする。同支店は製紙や紙加工をはじめ、地元を支える事業所や個人客の利用が多く、拠点としての位置付け。利用の多い客との接点をさらに増やし、きめ細かいやりとりを重ねて新規顧客の獲得にもつなげる。
 同支店は2階建て。2階の受け付けフロアに行員はおらず、案内役のコンシェルジュが入り口で用件を確認する。客はいすに座って待ち、奥の事務室から行員が出てきて対応する。金子知恵子営業統括部審議役は「座りながらのリラックスした雰囲気で寄り添いたい」と話す。
 次世代型はスルガ銀としては厚木支店(神奈川県厚木市)に次ぐ2店舗目。

 ■顧客対応「専念できる態勢へ」 煩雑な業務は本部内に集約
 スルガ銀行は、支店が担っていた煩雑な業務を本部(長泉町)に新設した「営業店サポートセンター(ESC)」に集約する手法を採用している。次世代型店舗の効果を発揮するため、顧客との関係構築を図る時間を増やしていくのが狙い。
 センターは7月に新設した。差し押さえなど時間を要する業務を集約する。こうした業務に時間がとられて顧客対応が不十分になるケースがあったり、口座開設時の照会で時間を要するケースが増えてきたりといった状況を踏まえた。
 安藤正博業務企画部長は「現場に専念できる態勢にしたい」としている。

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