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静岡人インタビュー「この人」 泰沢友和さん 浜松産レモンの製菓材料を作り出した 

 浜松市東区の製菓材料卸「平出章商店」が社内外の連携拡大に向けて新設した「つながり創造室」室長。JAや障害者就労支援施設と連携してレモンの皮を加工し、菓子やパンの材料として商品化した。45歳。

泰沢友和さん
泰沢友和さん

 ―なぜレモンを材料に。
 「北区や浜北区のミカン農家にはレモンも育てている人がいる。ある農家から『果汁を搾ったレモンの皮が余っている』と相談された。皮を4ミリの角切りにし、砂糖で煮て製菓材料にした。使い道がなければ捨てられる皮を活用することで農家の所得向上を図れる」
 ―障害者との連携とは。
 「ミカンジュースを作っている北区の就労支援施設クルミックスの利用者に、レモンの皮をむく手作業をお願いしている。業務の閑散期に仕事を発注することで収入増に貢献できる」
 ―製菓業者の評判は。
 「ある菓子店から『この材料を使ってレモンケーキを作りたい』と言われ、商品化した。広島産の瀬戸内レモンは有名だが、浜松産のレモンがあるなら使ってみたいと。評判が広まり、問い合わせも多い」
 ―今後の展開は。
 「海外産レモンと比べ、コストは2、3倍かかる。それでも菓子店は地元材料にこだわって商品の付加価値を高めたい。ニーズはあるので、県内農産物の加工商品を拡大していきたい」
     ◇
 浜松まつりを愛し、「蜆組」の組長を務める。

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