居酒屋に「愛読書図書館」 オーナー40人が貸し出し

 静岡県東部の子育て支援団体「ママとね」は11月1日、本棚のスペースを借り受けたオーナーが自由に本を並べて貸し出す「あひる図書館」を三島市芝本町の居酒屋「風土」に開設する。新型コロナウイルスの影響で使われなくなった宴会場の一部を改装し、本を通じて人がつながる新たなコミュニティーを提供する。

オーナーが自由に本を並べて貸し出す「あひる図書館」=三島市芝本町の風土
オーナーが自由に本を並べて貸し出す「あひる図書館」=三島市芝本町の風土

 壁一面に取り付けた本棚に40人のオーナーが本を並べ、訪れた人が無料で借りていく仕組み。文庫本や雑誌、絵本のほか、広島カープファンやカエルの“マニア”、犬の愛好家などオーナーがそれぞれの趣味に応じて愛読書を貸し出す。図書館の「店番」もオーナーが務め、Wi-Fi環境が整備された店内で仕事や読書などをしながら対応する。
 子育て中の親や高齢者、子供など、コロナ禍で孤立を深める多くの人が集まれるスペースとして企画した。本の好みはオーナーの人間性も垣間見え、ママとねの中島あきこ代表は「会話をしながら人がゆるくつながれば」と期待する。軽食やドリンクも注文でき、いずれはお酒が飲める「夜の図書館」も開催する予定。
 オーナーは1カ月2千円を支払い、本を借りる人は初回登録料の300円以外は無料。1人5冊まで、1カ月間借りられる。店番がいる日のみの不定期開催で、開館日はママとねのホームページで確認できる。

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