静岡北勢が全6種目制覇、熊谷は3冠 自転車/静岡県高校新人

 静岡県高校新人大会の自転車男子トラック種目が24日、静岡競輪場で行われた。静岡北勢が全6種目を制し、熊谷海飛は1キロタイムトライアル、スプリント、ケイリンの3冠に輝いた。岩辺陸はスクラッチとポイントレースで優勝した。

男子スプリントで優勝した熊谷海飛(手前)=静岡競輪場
男子スプリントで優勝した熊谷海飛(手前)=静岡競輪場


 ■熊谷 無敵のトップスピード
 今夏の全国高校総体男子スプリントで2年生ながら6位に食い込んだ熊谷(静岡北)が力の違いを見せつけた。1キロタイムトライアル(TT)、スプリント、ケイリンの3冠を達成。県内敵なしを印象付けた。
 「今大会に調子を合わせてきたので(レースが)楽しみだった。自己記録も出て良かった」。狙い通りに3種目を制し、気持ちよさそうに汗をぬぐった。
 持ち味はトップスピードを長く維持できる持久力だ。コロナ禍で自主練習が続いた9月に体重を2キロ増やし、筋力アップ。この日の1キロTTでは、全国の表彰台を十分狙える1分5秒760の自己記録をたたき出した。
 静岡由比中時代は陸上部。元競輪選手の父豪史さんの影響で、高校入学後に自転車を始めた。部活動が終わった後も、父が使っていた練習器具が残る部屋でさらにトレーニング。親譲りの脚質に磨きを掛ける。
 勉強にも励み、大学を経由して競輪選手になる道を思い描く。「全国選抜と全国総体で優勝したい」。どの種目で出場するかは「悩みどころ」だが、関係者の期待は膨らんでいる。

 ■岩辺は2冠 スクラッチ/ポイントレース
 男子スクラッチとポイントレースで優勝した岩辺(静岡北)は「これぐらいできなければ全国では戦えない」と涼しい顔。全国選抜に向けて気を引き締めた。
 得意のスクラッチでは、ラスト1周でため込んでいた力を一気に解放。他を大きく引き離してゴールした。
 兄も姉も静岡北高自転車部出身。家族の影響で中学時代に競技を始め、「競輪選手になろう」と高い意識で取り組んでいる。
 昨年度の全国選抜は1年生ながら4位に食い込んだが、今夏の全国総体は力を出し切れずに終わった。「全国で優勝したい」と雪辱を誓う。

 【男子】
 ▽1キロタイムトライアル ①熊谷海飛(静岡北)②岩辺(静岡北)③鈴木来(浜松学院)
 ▽スプリント ①熊谷海飛(静岡北)②吉田(静岡北)③大塚(星陵)
 ▽3キロ個人追い抜き ①丸山留依(静岡北)②笹瀬(静岡北)③真壁(伊豆総合)
 ▽ケイリン ①熊谷海飛(静岡北)②鈴木来(浜松学院)③鈴木(伊豆総合)
 ▽スクラッチ ①岩辺陸(静岡北)②鈴木(静岡北)③丸山(静岡北)
 ▽ポイントレース ①岩辺陸(静岡北)②笹瀬(静岡北)③鈴木(静岡北)

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