激震「静岡ショック」 参院補選、山崎氏当選 野党歓喜/自民落胆

 全国から注目を集めた衆院選の前哨戦を制したのは、野党勢力だった。無所属新人の山崎真之輔氏(40)が、自民党新人の若林洋平氏(49)らを破った24日の参院静岡選挙区補欠選挙。山崎氏を全面的に支援した立憲民主党や国民民主党は歓喜に湧き、政権選択を懸けた1週間後の決戦へ気勢を上げた。一方、自民は岸田文雄首相の初陣として総力戦で臨んだだけに、〝静岡ショック〟とも言える結果に落胆は大きい。衆院選へ影響を与えるのは必至で、野党との接戦区では戦略の見直しを迫られそうだ。

支援者らと当選を喜ぶ山崎真之輔氏=24日午後11時ごろ、静岡市駿河区
支援者らと当選を喜ぶ山崎真之輔氏=24日午後11時ごろ、静岡市駿河区

 山崎氏の支援者が集まった静岡市駿河区の会場に当選確実の一報が伝わると、歓声が湧き起こった。割れんばかりの拍手を浴びて姿を見せた山崎氏は深々と頭を下げ「地方から日本を変えていくための政治をしっかりとやる」と約束した。
 告示前は共産党の候補者擁立による野党勢力の分裂や、首相交代による自民の支持率回復などで「どんどん不利な状況に追い込まれているという危機感があった」(山崎氏)。政党公認の看板を持たない無所属の立場にとって、政権与党を前面に掲げて党本部、地方組織一体で攻勢をかける自民の圧力も脅威だった。
 転機となったのは7日の告示日。6月の知事選で支えた川勝平太知事が、今度は自身の応援に駆け付けた。強力な援軍は「ありがたかった」と振り返る。実際に効果は絶大だった。選挙戦が進むにつれ知名度が向上している手応えをつかんだ。推薦する連合静岡、立憲民主、国民民主両党の組織の活動量も増し、与党有利の下馬評を覆してみせた。
 任期はまずは来夏までの約9カ月。即戦力として選挙戦で約束した弱い立場の人たちに優しい政治、市民に開かれた政治を実現すると改めて誓い「一緒につくり上げましょう」と力強く呼び掛けた。

いい茶0
メールマガジンを受信する >