静岡5区 細野氏張り付き 吉川氏組織固め【衆院選序盤情勢】

■静岡5区(届け出順)
細野豪志 50 無所属前⑦
小野範和 48 立民新
吉川 赳 39 自民前②
千田 光 43 諸派新


 野党を離れ、無所属で初の選挙を迎える細野豪志氏を、吉川赳氏と小野範和氏が追う。千田光氏は独自の選挙戦を展開する。
 細野氏は、選挙事務所を大票田の富士市に設置。前回選までと異なり、地元に張り付いて自ら票を掘り起こす。「外交・安全保障は現実主義、内政は弱い者の立場で」と訴え、保守層の取り込みを図る。草の根的な支援者や一部労組に加え、保守系の企業経営者、元首長ら幅広い個人・団体が支える。公示後は参院静岡選挙区補欠選挙の自民公認候補の支援を打ち出した。自主投票を決めた公明党との連携も模索し、他陣営との引き離しを目指す。
 吉川氏は、党組織を前面に出した選挙戦を展開。支部組織や地方議員と連携し各地で街頭演説を繰り広げる。党公認と比例への重複立候補が決まり「自民本流」を強調して組織固めに躍起。農協など業界団体の支持も得る。所属派閥会長の岸田文雄首相誕生を追い風に、参院補選とも連動し、党幹部や閣僚らも応援に入る予定。賃上げの優遇税制や地方への集中投資など「支え合いの政治の実現」を訴え、一部労組票などを視野に票の上積みを急ぐ。
 小野氏は、母の小野登志子元伊豆の国市長の後援組織や市民連合が支援する。街頭演説では、政府の新型コロナウイルス対策を「うまくいかなかったのは政治が信頼されていないからだ」と指摘して政権を批判し、他陣営との差別化を図る。「与野党一丸で命、くらし、国を守る」と減税や給付、雇用確保を訴え、浮動票の獲得に励む。
 政治団体「愛地球党」副代表の千田氏は、同団体代表や支持者が選挙区内に入り、街頭活動を開始した。知名度向上に励む。

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