テーマ : この人

静岡人インタビュー「この人」 鈴木げんさん 全国2例目の性別変更申し立て

 生殖機能をなくす性別適合手術をせずに戸籍上の性別変更を静岡家裁浜松支部に申し立てた。同様の申し立ては全国で2例目。46歳。

鈴木げんさん
鈴木げんさん

 -申し立ての内容は。
 「私は戸籍上は女性だが、性自認は男性。申し立ては、戸籍上も男性として生きるために行った。ただ、性別変更の要件を定めた性同一性障害特例法には、手術を強いる要件があり、人権や法の下の平等の観点から、同法の違憲性を争点にして認容を求めている」
 -訴えたいことは。
 「これまでトランスジェンダーは“性同一性障害”という病理として扱われてきた。しかし、世界の動向は医療モデルから人権モデルへと認識が変わりつつある。その意味や性的少数者の人権を、裁判所が理解してくれると信じている」
 -支援者の支えは。
 「この申し立ては自分だけのものでなく、広く社会運動につながるものと思っている。弁護団は無償で代理人を引き受けてくれている。賛同者と協力しながら運動を広げていきたい」
 -どのような運動に。
 「性の問題は性的少数者だけではなく、みんなの問題。全ての人の人生が社会から尊重され、安心して生きられる社会になるよう、申し立てにとどまらず、仲間と声を上げていきたい」
     ◇
 本業は竹職人。県内外に多くのファンを抱え、予約は数年待ち。

いい茶0

この人の記事一覧

他の追っかけを読む