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優しさ、思いやり「宮西達也の世界 ミラクルワールド絵本展」 三島・佐野美術館、10月23日~12月19日

 三島市の絵本作家宮西達也さんの創作を紹介する展覧会「宮西達也の世界 ミラクルワールド絵本展」が23日、同市の佐野美術館で開幕する。カラフルな色彩と大胆なタッチ、心温まるストーリーで愛される作品群の原画約260点などを展示する。宮西さんが市内に構えるギャラリーを訪ね、作品への思いを語ってもらった。

宮西達也さん(撮影=東部総局・山川侑哉)
宮西達也さん(撮影=東部総局・山川侑哉)
「ぶたくんと 100ぴきの おおかみ」 1991年 鈴木出版 ⓒ宮西達也
「ぶたくんと 100ぴきの おおかみ」 1991年 鈴木出版 ⓒ宮西達也
「おまえ うまそうだな」2003年 ポプラ社 ⓒ宮西達也
「おまえ うまそうだな」2003年 ポプラ社 ⓒ宮西達也
「おさんぽトコちゃん トコトコトコ」 2007年 教育画劇 ⓒ宮西達也
「おさんぽトコちゃん トコトコトコ」 2007年 教育画劇 ⓒ宮西達也
宮西達也さん(撮影=東部総局・山川侑哉)
「ぶたくんと 100ぴきの おおかみ」 1991年 鈴木出版 ⓒ宮西達也
「おまえ うまそうだな」2003年 ポプラ社 ⓒ宮西達也
「おさんぽトコちゃん トコトコトコ」 2007年 教育画劇 ⓒ宮西達也

 絵本に親しんでもらえるのはとてもうれしくて、自分でもよく手に取ります。そして僕は、絵本と同じように一枚一枚の原画にも愛情を持っています。
 印刷物は皆さんの家や図書館で何度も読んでもらえますが、クローゼットに片付けられてしまった原画は誰にも見てもらえません。でも描いた時の気持ちやエネルギーはとても伝わってくるのです。
 今はパソコンで描く部分もあって、例えば正確な丸や規則的なグラデーションは格段にきれいに描けるようになりました。でも僕はその中に手描きを取り込み、ずれたりはみ出したりした感じを出したい。人間くさい感じが、僕が作る物語に合っているような気がします。
 必ず入れたいテーマは優しさや思いやり。地位や権力よりも強く、そして大事なものがあるということを、大人たちにも繰り返し伝えたいですね。
 このギャラリーは地域や読者の皆さんへの恩返しをする場として、読み聞かせやワークショップを開いています。ここには暴れん坊で優しい恐竜や、哀愁漂うヒーローなど絵本に登場するキャラクターたちもいます。僕はここで皆さんとお話しして、一人では気付けないような大切なことを教えてもらっています。
 絵本は世代を超えて、ずっと読み継がれていきます。作品の場面や家族との楽しいひとときを思い出し、皆さんが強く生きる力になってほしいと願っています。

 ■会期 10月23日~12月19日。木曜休館
 ■会場 佐野美術館(三島市中田町1の43)<電055(975)7278>
 ■開館 午前10時~午後5時(入館受け付けは午後4時半まで)
 ■観覧料 一般・大学生1100円(22日までの前売り800円、同館での販売は21日まで)      
      小・中・高校生550円(同400円)毎週土曜は小・中学生無料
 主催 佐野美術館、三島市、三島市教育委員会、静岡新聞社・静岡放送
 後援 県教育委員会
 協賛 セキスイハイム東海

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