⚽清水エスパルス 残留へ痛い黒星 J1リーグ第32節

清水―柏 後半、果敢にゴールを狙う清水のベンジャミン・コロリ(左から2人目)=アイスタ日本平
清水―柏 後半、果敢にゴールを狙う清水のベンジャミン・コロリ(左から2人目)=アイスタ日本平

 明治安田J1リーグは16日、各地で第32節の6試合が行われ、清水は柏に0―1で競り負けた。

②アイスタ(1勝1敗)▽観衆7979人
 柏 11勝4分け17敗(37) 1(0―0 1―0)0 清水 7勝11分け14敗(32)
▽得点者【柏】三丸(1)

 【評】清水は攻撃が不発に終わり、柏に逃げ切られた。
 前半から相手の最終ラインの背後を狙う攻めで清水が試合の流れをつかんだ。柏のカウンター攻撃にも対応していたが、後半8分に相手に右サイドを突かれて失点した。
 リードを許してからは積極的な選手交代を行い、攻め立てた。しかし最後の精度を欠き、逸機が続いた。後半34分にベンジャミン・コロリがネットを揺らした場面もオフサイドの判定に泣いた。
 
 ■重い1点 攻守振るわず
 試合終了直後、ピッチ中央に歩み寄り、審判に抗議を行った清水のロティーナ監督にイエローカードが出された。判定への不満に向けられた指揮官のいら立ちは、攻守に振るわなかった試合内容も相まってだろう。今季13試合目の無得点と12試合連続の失点。勝てば順位で逆転できた柏に屈し、J1残留に前進できる好機を逃した。
 主導権を握る時間も決定機も相手を上回っていた。ただ、FWチアゴサンタナやMF西沢、MFベンジャミン・コロリが絶好のシュートチャンスを生かせなかった。「決められないことが黒星につながった」とベンジャミン。後半34分にゴールネットを揺らした場面は無情にもオフサイドの旗が上がった。
 「彼らが唯一のチャンスを決めた」と指揮官が表現した後半8分。柏のパスワークに右サイドを破られ、蹴り込まれた。逃げ切りを得意とする相手に先手を取られ、1点が重くのしかかった。
 近い順位にいる柏から勝ち点を奪えず、J2降格圏と勝ち点差4のまま上位、中位につけるチームとの残り6試合に臨む苦しい状況に追い込まれた。7戦ぶりの先発となった主将のMF竹内は「積み上げてきたものはなくならない。良い練習と準備をする」と前だけを見据えた。

 ■河井と中山 持ち味発揮 久々のピッチ
 MF河井とMF中山が途中からの出番で久々にピッチに立ち、持ち味を発揮した。
 同時に後半15分から投入された2人。6試合ぶりに出場した河井は定位置のボランチで味方から積極的にボールを引き出し、攻撃を組み立てた。
 練習を離脱していた期間もあった中山は8試合ぶりの出場。中盤の右サイドに入ると、快足を飛ばしてクロスを供給した。後半30分にはMFベンジャミン・コロリの決定機を演出。J1残留へ総力戦が求められる中、控え選手が存在感を示した。

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