追っかけわたしの特集

特集 : こち女

本格“自撮り”スタジオで 日常の幸せを形に コロナ下で人気上昇

 新型コロナウイルスの流行下、他者と接触することなく、スタジオで本格的な撮影機材を使って“自撮り”する「セルフ写真」が注目されている。県内でも今年スタジオがオープンし、今の姿を残そうとする若い世代や妊婦らの人気を集めている。

カメラなどが置かれたスタジオで、自由に撮影するカップル=10月初旬、静岡市葵区のサンカフェTAKAJO
カメラなどが置かれたスタジオで、自由に撮影するカップル=10月初旬、静岡市葵区のサンカフェTAKAJO

 「サングラスかけてみる?」「アップでも撮ろうよ」―。10月初旬、静岡市葵区の「サンカフェTAKAJO」に、藤枝市の杉本優月さん(19)と山内暖さん(20)の声が響いた。カメラと、撮影した画像が表示されるパソコン、照明器具が配置された店内で、2人はポーズを変えながら、カメラから伸びたシャッターボタンを押した。
 山内さんは「いつもスマホで自撮りし、カメラ目線の写真ばかり。全身を入れたり向き合ったりして、自然な表情が撮れた」と満足げに話した。
 静岡市内で結婚式場を運営する「サンタアムール」が手掛けた同店は8月、セルフ写真のスペースを設けた。新型コロナにより結婚式が減った一方、ドレスや和装姿で撮る「フォトウエディング」の需要が高まったことがきっかけ。同店の八木恭章さん(37)は「特別な日はもちろん、日常の小さな幸せを形にしてほしい」と思いを込める。
 セルフ写真は韓国で話題になった。基本的にモノクロで、3千円程度で、15~30分間に何枚でも撮影できる。データは一部、もしくは全てを受け取ることが可能だ。
 熱海市の写真館「スタジオ しゃらく」も感染対策として導入した。現在は観光客の予約が中心で、鈴木信太郎代表(48)は「(収益の)プラス要素になっている」と話す。カメラマンが採光やポーズを助言するプランもあるという。「手軽に安く撮影できる。誕生日など定期的にご利用いただけたら」と期待を込める。

いい茶0

こち女の記事一覧

他の追っかけを読む