応援弁士川勝知事、リニア巡り自民けん制【参院静岡補選】

 参院静岡選挙区補欠選挙が告示された7日、川勝平太知事が無所属新人山崎真之輔候補の出陣式で応援演説を行った。国政選挙で応援弁士を務めたのは知事就任後初めてとみられる。今回の参院補選を、自身が自民党の推薦候補を破って4選した6月の知事選から続く“延長戦”と位置づけ、対自民の旗幟(きし)を鮮明にした格好だ。

参院補選で応援演説を行う川勝平太知事=7日午前、JR静岡駅北口
参院補選で応援演説を行う川勝平太知事=7日午前、JR静岡駅北口

 出陣式の開始直後、川勝知事は静岡市内の演説会場に一人で姿を現した。マイクを握ると「出勤途中の飛び入りで応援する」と口火を切った。知事選で掲げた「県民党」の自称党首と名乗り、政策担当として4選に貢献した山崎氏を「県民党幹事長」と持ち上げた。
 演説後、参院補選の争点を尋ねた報道陣に対し、「水の問題」と改めて強調し、リニア中央新幹線南アルプストンネル工事に伴う大井川の流量減少問題を挙げて「住民の理解を得られていない。強引に進めることは主権在民の日本にあってはならない」とリニア計画推進派の自民をけん制した。
 知事は2009年の初当選以来、いずれの党派にも偏らないとして各種選挙で表だった応援はしてこなかった。しかし、6月の知事選直後、相手候補を推薦した自民を指して「ノーサイドと言うわけにはいかない」と対決姿勢をあからさまにした。山崎氏の陣営幹部によると、参院補選期間中は週末を中心に同氏の応援演説に立つ見通し。

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