五輪空手 佐合選手、母校後輩に「夢持って」 御殿場西高生と交流

 東京五輪空手男子組手67キロ級に出場した佐合尚人選手(29)が5日、母校の御殿場西高(御殿場市)を訪問し、生徒と交流した。五輪出場という夢をかなえた立場から「小さくても自分で立てた目標のために努力を続けて」と後輩にメッセージを送った。「夢はかなわないこともあるが、努力を続けることによって得るものがたくさんある」と話した。

母校を訪問し、組手を披露する佐合選手=御殿場市の御殿場西高
母校を訪問し、組手を披露する佐合選手=御殿場市の御殿場西高

 佐合選手は、いったん代表に決まりながら大会延期の影響で選考見直しになり、再び代表権をつかんだ。生徒から、内定が白紙になった時の気持ちを問われ「自分のためではなく応援してくれる人のために頑張ろうと思った」と明かした。
 3年熊井健一郎さんの要望に応じ、熊井さんを相手に組手を披露した。上段突きを受けた熊井さんは「動きが早くて見えなかった」と目を見張った。
 佐合選手はこの日、市役所に勝又正美市長を訪ね、五輪出場を報告した。今後について「国内の試合や後輩の育成に力を入れたい」と意欲を示した。
 東京都出身の佐合選手は高校時代、市内で下宿しながら同校空手道部で鍛錬を積んだ。
 (御殿場支局・矢嶋宏行)

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ