衆院選 出馬予定者動き急 参院補選と2週連続…選管も準備苦心

 岸田文雄首相が衆院選を19日公示、31日投開票で実施すると表明したのを受け、静岡県内の立候補予定者の動きが5日、慌ただしさを増した。予想されていた日程からの前倒しは、一足早く始まる参院静岡選挙区補欠選挙(7日告示、24日投開票)の陣営戦略にも影響を与えるとの見方が広がる。国政選挙の投開票が2週連続する事実上の“ダブル選”へ選管関係者も対応を急ぐ。

グラウンドゴルフ大会の会場であいさつをする立候補予定者=5日午後、牧之原市
グラウンドゴルフ大会の会場であいさつをする立候補予定者=5日午後、牧之原市

 「大きな試練が1週間早まった。面食らっているが、地域課題解決のために頑張りたい」。5日午後、牧之原市でのグラウンドゴルフ大会。駆け付けた自民党の現職が額に玉の汗を流して参加者一人一人の元を回った。
 首相指名のあった4日の国会を終えると、すぐに地元へ戻った。衆院選前倒しにより「印刷物の準備や選対会議の調整を急ピッチで進めなければ」。11月7日投開票を見越して確保していた運動員には、31日投開票の日程での協力を依頼し直す。「正直、大変」と戸惑いを隠さない。
 県西部の立憲民主党現職も、朝から地元でのあいさつ回りを加速させた。「昨日が解散だったと捉えている」と気持ちは既に切り替わったものの、選挙戦に向けて詰めていた演説日程などは「改めて組み立てる必要が出てくる」と見通す。
 一方、これまで衆院選の直前に終わると見込まれていた参院補選は、選挙戦終盤が衆院選前半と重なることに。補選の無所属立候補予定者の陣営幹部は「(衆院解散の)14日以降は、衆院選の立候補予定者たちは自分の選挙に向けて走り出さざるを得ない」との認識を示し、連動した活動をどのように展開していくか、再調整に入ったと明かす。
 市区町選管では、衆院選のポスター掲示板の発注などが本格化した。期日前投票所は二つの選挙が重なる期間の運営が共通課題だ。静岡市選管の担当者は「人員とスペースが必要になる。コロナ対策で密になるのを防ぐような配置を検討する」と気を引き締めた。
 県選管は5日、衆院選の県内小選挙区の立候補予定者説明会を8日に県庁で開くと決めた。届け出書類の事前審査は12、13日。市区町選管担当者向け説明会の開催も計画する。
 (東京支社・関本豪、政治部・杉崎素子)

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