徳川家広さんが名誉館長に 浜松市の「どうする家康」大河ドラマ館
浜松市は4日、2023年の大河ドラマ「どうする家康」放送開始に合わせて浜松城公園に建設する大河ドラマ館の名誉館長を、徳川宗家18代当主の長男徳川家広さん(56)=東京都、写真=に委嘱した。施設運営に関する助言や情報発信への協力を求める。市役所で鈴木康友市長が委嘱状を手渡した。

徳川さんは、家康にとって三方ケ原の戦いでの大敗やその後の勢力拡大など、苦楽を味わった浜松時代を「人生で一番重要な時期を過ごした場所」と説明。「生誕の地や最期の地と比べて重視されてこなかったが、この機に知ってほしい」と意気込みを語った。
鈴木市長は「これ以上の名誉館長はいないと思う。快諾していただき、ありがたい」と期待感を示した。