衆院選19日公示表明 静岡県内与野党議員、超短期決戦へ“火花”

 次期衆院選が取りざたされていた日程よりも早い19日公示、31日投開票と岸田文雄首相が表明した4日、静岡県内衆院議員は決意新たに選挙戦に向けた準備を加速した。同日発足した岸田内閣への期待感を結果につなげたい与党に対し、政権交代を目指す野党は新内閣の顔ぶれを批判し、対決姿勢が強まった。

静岡県内の衆院選小選挙区
静岡県内の衆院選小選挙区

 11月前半投開票との見方が強かった衆院選日程が前倒しになったことについて、自民党の塩谷立氏(衆院静岡8区)は「今月で決着をつければ(新型コロナ対応や経済対策のための補正予算編成に)余裕が生まれる」と前向きに受け止めた。公明党の大口善徳氏(衆院比例東海)も「課題にスピーディーに対応する姿勢の表れ。自公政権を国民に信頼してもらえるよう訴える」と力を込めた。
 新内閣は若手や女性の積極登用が目立つ。自民の深沢陽一氏(衆院静岡4区)は「政治や自民党を変えていこうとする首相の意気込みを感じる」と評価し、衆院選への追い風を期待する。
 一方、野党は岸田首相誕生の背景に重鎮の意向が色濃いとし、「自民党は何も変わっていない」と批判。国民民主党幹事長の榛葉賀津也氏(参院静岡選挙区)は「甘利明幹事長の存在が見え隠れする人事だ。どちらが首相なのか分からない」と皮肉った。立憲民主党の源馬謙太郎氏(衆院比例東海)も「首相は国民を見ないで安倍晋三氏や麻生太郎氏しか見ていない。国民の受け皿になるように全力を尽くす」と意気込んだ。
 立民幹事長代行の渡辺周氏(衆院静岡6区)は「ご祝儀相場で選挙してしまえという無理な日程だ。超短期決戦の中、最大の結果が出るように他党との調整や一本化も含め早急に努力する」と準備を急いだ。
 (東京支社・岡田拓也、青木功太)

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