追っかけわたしの特集

特集 : こち女

静岡県立大、無料ナプキン装置設置 「女性の負担」考える機会に

 静岡県立大(静岡市駿河区)は10月から、学内の女子用トイレの個室に、生理用ナプキンを無料提供する装置を設置した。急な生理に応じるほか、装置を通じて「女性にかかる経済的、身体的負担」を考えるきっかけにしたいとの狙いがある。同大によると、県内の大学では初めてという。

生理用ナプキンを無償提供する装置。無音の広告映像が流れる=静岡市駿河区の県立大
生理用ナプキンを無償提供する装置。無音の広告映像が流れる=静岡市駿河区の県立大

 装置に専用アプリをダウンロードしたスマートフォンをかざすとナプキンが出てくる。機械音や、ナプキンのこすれ音が発生しないよう工夫され、スクリーンに放映される広告映像も無音で、周囲を気にせず利用できる。ナプキン代は広告収入で賄われるため、大学に追加購入などの費用負担は発生しない。
 新型コロナウイルス拡大による経済苦を表す「生理の貧困」問題を受け、同大はワーキンググループを発足。学生アンケートを実施したところ「金銭的理由でナプキンを買えなかった」という回答者が一定数いたほか、トイレ内に生理用品を置くよう望む学生は8割だった。
 グループ長の斉藤賀陽子総務室長補佐は「貧困対策として始めたが、現在はその支援だけでなく、女性が抱える負担についても伝えたい」と語る。「生理痛やナプキン購入費は『個人が何とかするもの』とされてきた。社会全体で支えることの意義に、学生に着目してもらえたら」と期待する。
 装置は東京都内のスタートアップ(新興企業)「オイテル」が開発した。中部空港や首都圏の複数の大学で稼働実績がある。

 

いい茶0

こち女の記事一覧

他の追っかけを読む