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本当の「多様性」問う 10月2日、静岡で特別上映会 「であること」

 「LGBTQ(性的少数者)とひとくくりにされる人たちは、本当にマイノリティーなのだろうか。本当の意味での多様性とは―」。そんな問いをテーマに、LGBTQ当事者たちとの対話を記録したドキュメンタリー映画「であること」の特別上映会(サールナートホール主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が10月2日、静岡市葵区の同ホールで開かれる。

「であること」より(c)EpocL
「であること」より(c)EpocL

 企画の発案者でプロデューサーの西山ももこが2020年夏、20~40代の友人ら9人を訪ね歩いた。普段はテレビ番組の海外ロケコーディネーターなどとして活動する西山。ある番組の制作会議で出た「ゲイのネタは扱えない」という言葉に大きな違和感を覚えた。「人に対する見方、見せ方がステレオタイプ的。社会に影響を与えるテレビ制作に携わる人たちに、見て考えてもらえる映像を作りたい」と思い立った。
 監督は多くのドキュメンタリー番組を手掛ける和田萌、撮影は静岡市出身の佐藤康祐が担当した。
 LGBTQと呼ばれる人たちは何を思い、どのように表現されることを嫌い、受け入れているのか―。西山が一人一人にインタビューを重ね、十人十色、それぞれの「(自分自身)であること」が浮かび上がっていく。「カテゴリーで分けるのではなく、それぞれの生き方を尊重し合っていければ」と西山は語る。各地の上映会では観客と活発に意見交換をしてきた。「この映画が全てではない。いろんな地域、コミュニティーで見てもらい、一緒に考えるきっかけになれば」
 特別上映会は午後1時半から(同1時開場)。上映後に西山や出演者らによるトークイベントを開催する。当日券あり。問い合わせはサールナートホール<電054(250)0283>へ。
 (社会部・大滝麻衣)

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