「鍛造技術」で除菌ブース開発 焼津の駿南鉄工 コロナウイルス、大腸菌を除去

 焼津市の船舶用エンジン部品製造「駿南鉄工」(赤阪治恒社長)が建物の入り口などに設置できる除菌用ブースを開発した。ブース内部で噴霧される除菌液を全身に浴びることで、新型コロナウイルスや大腸菌が除去できるという。

駿南鉄工が開発した除菌用ブース=焼津市の駿南鉄工
駿南鉄工が開発した除菌用ブース=焼津市の駿南鉄工

 ブースは高さ約2メートル40センチ、幅約1メートル、奥行き約1メートル10センチ。センサーで人を感知すると、ブース内部の側面から除菌液が非常に細かい霧状で15秒間出てくる。
 同社によると、除菌液は中性のため、浴びても衣服を傷めることがない。吸い込んだり、肌に触れたり、目に入っても健康上の問題はない。ウイルスや菌を取り除く効果が認められているという。
 同社が部品以外の製品を手掛けるのは、1924年に創業以来初めての試み。コロナ禍を機に、昨夏から試作に取りかかり、昨年10月に商品を完成させた。
 焼津市を中心とした県内外の事業所が製造した部品が使われている。除菌液をミスト状にし、噴霧する仕掛けは同社の鍛造技術を応用して製造した。
 発売開始以降、ホテルや会議場、イベント会場に設置を求める問い合わせが増えているという。赤阪社長は「人々の安心のために使っていただければ」と話す。
 

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