電子書籍サービス導入 利用者登録もウェブで 静岡県立中央図書館

 静岡県立中央図書館(静岡市駿河区)は10月1日から、利用者登録のウェブ申し込みと電子図書館サービスを新たに導入する。県が実施するデジタルトランスフォーメーション(DX)実証実験の一環。電子図書館は約500冊から開始し、若者を中心に利用促進を図りながら拡充していく。

10月から導入する電子図書館サービスのデモ画面=28日午前、静岡市駿河区の県立中央図書館
10月から導入する電子図書館サービスのデモ画面=28日午前、静岡市駿河区の県立中央図書館

 利用者登録はふじのくに電子申請サービスを通じ、氏名や住所などの個人情報の入力と本人確認書類の画像添付で受け付ける。従来は来館が必要だった手続きがウェブ上で完結し、貸し出しカードもスマートフォンに表示できる。
 電子図書館は、紀伊国屋書店が提供する電子書籍サービス「KinoDen(キノデン)」から、同図書館が購入した資料を閲覧できる。10月1日からパソコン版、10月下旬~11月上旬ごろにはスマートフォン版の利用が可能になる。同図書館によると、県内の公立図書館では浜松、磐田、沼津、熱海の4市が電子図書館サービスを導入しているが、学術和書を中心とするKinoDenの導入は県内初という。
 開始時の約500冊は学生や新社会人など若者を主な対象として想定し、「新しい一歩を後押しする」とのテーマで職員が選んだ。同図書館が所蔵する専門書に利用者の関心をつなげるため、語学やビジネス書、学問など幅広い分野の入門的な書籍が中心。今後は利用実績などからニーズを把握し、順次拡充する予定。担当者は「いつでもどこでも利用できるのが電子図書館の強み。ぜひ日常的な課題解決に利用して」と話している。
 問い合わせは同図書館企画振興課<電054(262)1246>へ。
 

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