サクラエビ秋漁 10月26日から 組合決定、操業開始は地区別

 静岡県桜えび漁業組合(実石正則組合長)は27日までに、秋漁期を10月26日から12月23日までと決めた。大井川地区の漁船のみが初日から操業し、由比・蒲原両地区の漁業者は台風対策のために11月1日から漁を行う。初競りは大井川港、由比漁港の両港で実施する。
 台風被害を回避できる由比漁港内港のスペースが足らず、漁船の安全確保が難しいため操業開始日を分けた。昨年の秋漁は台風対策を理由に11月1日を漁期初日としていた。
 今後、組合による漁の自主規制案は県水産・海洋技術研究所(焼津市)と資源調査を実施し、結果を踏まえて10月中旬をめどに決定する予定という。昨年は海域ごとに投網可能な親エビの割合を定め、試験網で事前採取し、漁の可否を判断する規制などを敷いていた。
 (「サクラエビ異変」取材班)

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