SPAC舞台に喝采 ロシア極東 初の国際演劇祭

 【ウラジオストク共同】ロシア極東ウラジオストクで24日、初の国際演劇祭が開幕し、初日に静岡県舞台芸術センター(SPAC)芸術総監督の宮城聡さん(62)が演出した「マハーバーラタ~ナラ王の冒険~」が上演された。躍動感あふれる舞台にロシア人らが喝采を送った。新型コロナウイルス感染拡大後、SPACが海外で公演するのは初めて。出演者とスタッフの約40人が現地入りした。

24日、ロシア・ウラジオストクで上演された宮城聡さん演出の「マハーバーラタ」(共同)
24日、ロシア・ウラジオストクで上演された宮城聡さん演出の「マハーバーラタ」(共同)

 古代インドの叙事詩をモチーフとしながらも、平安時代を思わせる舞台で王と姫の運命を描く。打楽器の演奏や踊りをふんだんに盛り込み、ロシア民謡も飛び出した。客席からは大きな拍手が起き、最後は総立ちになった。
 観客の医師エカテリーナさん(34)は「音楽が素晴らしく、頭の中で鳴り続けている」と感激の様子。教員アンドレイさん(33)は「日本だけでなくギリシャなど各国の文化が感じられ、最後は高揚した」と話した。
 宮城さんは23日の記者会見で「国同士が反目し、自分と異なる文化を持つ人は理解できないという諦めが世界に広がっている。いまこそ異文化を理解し楽しむ機会を持つことが大切だ」と訴えた。

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