樹木葬霊園、境内に 裾野の光明寺「地域の供養の場として」

 裾野市公文名の光明寺(松岡広也住職)の境内にこのほど、樹木葬の霊園「裾野の森」が開園した。四季折々の草花に囲まれた墓前で、関係者が参列して法要が行われた。

境内に開園した樹木葬霊園「裾野の森」=裾野市の光明寺
境内に開園した樹木葬霊園「裾野の森」=裾野市の光明寺

 霊園は、境内敷地のうち一部の約220平方メートルを埋葬区画とし、1、2、4人用の計117基を完備した。檀家(だんか)以外も契約でき、同寺が供養を永続する。墓石はプレート式で、区画によっては好みのデザインを彫ることも可能。
 整備は寺院のコンサルタントなどを行う株式会社366(東京都)が手掛けた。モクレンやモミジ、アジサイなど多様な植物が豊かに彩る景観は、造園デザイナーの石原和幸氏が監修した。
 同社によると、少子化や核家族化で、継続した墓の管理が難しくなり樹木葬が急増しているという。松岡住職は、墓を継承することが理想としつつも「供養の仕方の選択肢が広がる中、地域の供養の場として受け止められる存在でありたい」と話した。
 問い合わせは株式会社366裾野の森担当<電050(5444)5151>へ。
 

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ