記者コラム「清流」 コロナ対応先手の準備を

 夏休み中に放課後児童クラブ2カ所で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が相次いで発生した静岡市。10日の市の対策本部会議で、今後クラブで感染者が判明した場合の対応方針の策定を進めていることが報告された。
 放課後児童クラブでの対応方針を巡っては、2日の定例記者会見で田辺信宏市長が「早急に策定し、保護者に示す」と述べていた。最初のクラスターが発生して約10日。「早急に」とはどの程度のスピード感を指すのだろう。
 8月に宣言が発令された時も、観光施設の休館の情報発信など後手に回った印象が強い。日々状況が変化する昨今。あらゆる事態を想定し、先手の準備を進めてほしい。
 

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