浜北駅前のバス停名 10月から駅名に統一【NEXT特捜隊】

 浜松市浜北区の遠州鉄道浜北駅前に3社がそれぞれ設置しているバス停が10月1日、「浜北駅」を冠した名称に統一される。静岡新聞社「NEXT特捜隊」は昨秋、同駅前で生まれ育った男性会社員(48)からの疑問の声を受けて「バス停名3種類なぜ」との記事を掲載し、市民の声を伝えた。

浜北駅前の三つのバス停。浜北コミュニティバス(左)と遠鉄バス(中央)には、名前の変更を知らせる掲示がされている=21日、浜松市浜北区の遠州鉄道浜北駅前
浜北駅前の三つのバス停。浜北コミュニティバス(左)と遠鉄バス(中央)には、名前の変更を知らせる掲示がされている=21日、浜松市浜北区の遠州鉄道浜北駅前

 従来は浜北コミュニティバスが「なゆた浜北」、遠鉄バスが「なゆた浜北・浜北区役所」、高速バスJAMJAMライナーが「浜北駅前」というバス停名だった。10月1日以降は、浜北コミュニティバスと遠鉄バスが「浜北駅」でそろい、高速バスJAMJAMライナーは「浜北駅前」を継続する。
 名称変更する二つのバス停は、付近の公共性の高い施設名などを参考に決めていたという。コミュニティバスは、市がバス会社に運行を委託している。市浜北区まちづくり推進課によると、市民から「区外の人にも分かりやすい名前に」といった要望があり、交通検討会議などでバス停名の変更を決めた。
 遠鉄バスの担当者も「同じ駅前なので名前をそろえてほしい、という利用者の声は以前から届いていた。コミュニティバスのバス停名も変わるので統一した」と説明する。
 NEXT特捜隊に疑問を寄せてくれた男性会社員は、市外の人にも乗り換えが可能だと分かりやすくなったと歓迎。「浜北駅の交通結節点としての機能向上に期待している」と話した。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞