記者コラム「清流」 新聞を読み込む高校生
「選挙で必要なことは情報、視点、そして関心を持つこと」「政策が本当に実現できるか具体性に着目したい」-。6月の知事選に合わせて本紙記事を使った政策比較や模擬投票を行った川根高の生徒が後日、読者投稿欄「ひろば」に寄せてくれた言葉だ。
彼らの授業に2日間お邪魔した。立候補者の対談での発言やアンケートの回答などをくまなくチェック。単に情報を抜き取るのではなく、テーマごとに候補者の違いを読み取り、自分なりに情報を取捨選択していた。
夢中になって新聞を読み込む姿が印象的だった。近く告示される川根本町長選でも政策評価に取り組むという。衆院選も控える。目の肥えた若い読者にとって、役立つメディアとならなければ。