歴史文化施設、赤字年間3億円と推計 静岡市「教育のための投資」

 静岡市が葵区の旧青葉小跡地に建設している歴史文化施設(2023年2月開館予定)について、市は22日までに、初年度の来館者が約50万人となり、入館料収入は約7千万円となる推計をまとめた。初年度は約3億2千万円、2年目以降は毎年約3億4千万円の赤字となり市の財政負担が想定される。田辺信宏市長は22日の定例記者会見で「教育のための投資」と説明した。

静岡市役所
静岡市役所

 新型コロナウイルス感染拡大前の市の文化施設の年間利用者数などを基に、初年度は有料エリアに14万人、無料エリアに36万人、2年目以降は計33万~36万人で推移すると推計した。開館後は人件費や事業費など合わせて毎年約3億9千万円の運営費がかかるという。
 田辺市長は静岡科学館る・く・るや静岡音楽館AOIなどの文化施設も年間約2億円の赤字補てんがされているとした上で、首都圏に行かなくても質の高い芸術に触れることができることや、子どもたちの学習意欲向上につながれば「プライスレスな価値がある」と強調した。
 歴史文化施設は徳川家康の一生や今川家の歴史が分かる展示を中心に、近現代の東海道の歴史に触れることができるスペースなども設置する。総事業費は62億円。
 

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