横断歩道かさ上げ 速度抑制、歩行者守る 沼津の通学路に試験設置

 秋の全国交通安全運動が始まった21日、沼津署と県警交通規制課、国土交通省沼津河川国道事務所、沼津市は通過車両の走行速度を抑制して歩行者の安全を確保する「スムーズ横断歩道」を同市立原東小周辺に試験設置した。横断歩道を歩道の高さまで約10センチかさ上げし、車道側に緩やかな傾斜を設ける。10月22日まで試行する。

スムーズ横断歩道を渡る児童=21日午前、沼津市
スムーズ横断歩道を渡る児童=21日午前、沼津市

 児童が通学に利用している最高速度を時速30キロに制限している区域(ゾーン30)にある横断歩道に、「ハンプ」と呼ばれる緩やかな凸部を設けた。歩道との段差がなくなり、傾斜による車両の速度抑制を促す。「ゾーン30プラス」として指定し、歩行者の安全確保を図っていく。設置前後の車両の速度や歩行者優先の順守率などの測定、通行状況の監視、地域住民への聞き取りなどを通じて、設置効果を確かめる。
 国交省は本年度から警察庁と連携し、全国でゾーン30プラスの設定、検証を進めている。県営原団地自治会の古川久会長は「国道1号バイパスの抜け道として車通りは激しい。試験で終わらずに継続してもらいたい」と期待した。
 

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