農業の話題 ポッドキャストで発信 富士宮の若手就農者グループ

 インターネットで音声配信する「ポッドキャスト」を活用し、富士宮市内の若手就農者らが農業にまつわる話題や雑学を発信している。農業と地域を盛り上げようと地元生産者へのインタビューや農作業に関するトーク企画、録音編集まで自前でこなし、19日正午に100回目を配信する。

富士山ワイナリーを紹介した「農道223号」のメンバーらによる収録=7月、富士宮市内
富士山ワイナリーを紹介した「農道223号」のメンバーらによる収録=7月、富士宮市内

 番組名は「農道223(ふじさん)号」。同市内でイチゴとブドウ生産に励む佐藤文紀さん(37)が仲間を募り、2019年10月に配信を開始した。
 メンバーは佐藤さんを含め酪農家姉妹や露地野菜生産者、農家レストラン経営者、料理研究家の計6人。コメや茶、ワサビなどの生産者インタビュー、事業承継など農業経営に関わる話題、産地野菜を作った料理紹介などさまざまな企画を打ち出してきた。
 8月上旬には、同市朝霧地区のワイン生産会社「富士山ワイナリー」を訪ねた様子を配信。同社が富士宮でワイン生産を始めた経緯やワインと生食用のブドウの違い、栽培手法など、農業者ならではの視点で佐藤さんらが醸造責任者のエイミー・シンガーさんに次々と質問した。
 ポッドキャストを活用した農業をテーマにした音声配信は「農系」とジャンル分けされ、全国の農業者が番組を制作している。佐藤さんは「いつでもどこでも聞ける音声配信は農業者と相性がいいメディア。作り手の思いも広く発信できる」と強調。メンバーで酪農家の市瀬晶菜さん(36)は「さまざまな分野で農業に携わる人たちとの出会いが楽しい。地域が元気になる話題を届けていきたい」と力を込めた。
 

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