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JR東海社長と流域10市町、初の意見交換 18日、静岡市内で【大井川とリニア】

 リニア中央新幹線工事に伴う大井川の流量減少問題を巡り、JR東海は15日、同社の金子慎社長と流域10市町の首長による初の意見交換会を18日に静岡市内で開くと発表した。「首長が自由に意見を言うため」という理由で非公開にする。影響の回避策を検討する国や県の有識者会議で結論が出ていない中で、問題の打開につながるのか注目される。
 流域10市町(島田、焼津、掛川、藤枝、袋井、御前崎、菊川、牧之原、吉田、川根本)はこれまで同社への対応を原則として県に一本化していたが、同社が直接説明する機会をつくるよう求め、市町側が応じた。意見交換会ではテーマを絞らず、流域市町の意見や技術的な疑問に同社が答えるという。非公開について市町側は「JRが設定し、流域10市町が同意した」(島田市)と説明した。
 国土交通大臣は2014年、着工の前提条件として「地元住民等への丁寧な説明を通じた地域の理解と協力を得ること」を同社に求めた。

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