役員ら3人不正金銭授受 静岡アイ・テック第三者委中間報告

 静岡市清水区の鋼材流通業アイ・テック(大畑大輔社長)の役員らが取引先と不正な金銭授受をしていた可能性が指摘されている問題で、同社が設置した第三者調査委員会は14日までに、中間報告を発表し、2008年ごろから21年6月まで同社東京支社で役員ら3人が共謀し、金銭授受を行っていた、と結論付けた。不正な金銭のやりとりは総額数億円以上に上る、との供述も得たとしている。
 中間報告によると、役員ら3人は同社の鉄骨工事を請け負っていた現場施工業者に工事費用を過剰請求させ、キックバックを受けていた。金銭はゼネコンへの接待費や私的に流用した。不正に関わった従業員は、過剰支払い総額は約6億8千万円、キックバック総額は約2億8千万円に上ると証言したが、主導した役員が死亡していることなどから事実認定には至らなかった。
 同社は第三者調査委員会の中間報告を待って14日、21年4~6月期連結決算を発表した。売上高は前年同期比0・7%減の約175億円ながら、世界的な鋼材価格の上昇で在庫価格が値上がりし、経常利益は約10億円、純利益は6億8千万円と大幅に伸長した。

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