野外活動を“お届け” 山梨から桃の木 沼津の園児、園庭で桃狩り

 新型コロナウイルスの感染拡大の長期化で旅行や野外活動の機会が減少する中、旅行会社や観光地、空港などの関連業界が移動型のサービスを提供する動きが広がっている。感染対策から例年通りのプログラムができない沼津市の幼稚園や保育園では、旅行会社や山梨県の農園と連携し、子どもたちに野外活動の機会を提供する新たな取り組みを行った。

山梨県から運んできた特殊な方法で栽培した桃の木=沼津市西椎路
山梨県から運んできた特殊な方法で栽培した桃の木=沼津市西椎路
山梨県から運んできた桃の木で桃狩りを楽しむ園児=沼津市西椎路
山梨県から運んできた桃の木で桃狩りを楽しむ園児=沼津市西椎路
山梨県から運んできた特殊な方法で栽培した桃の木=沼津市西椎路
山梨県から運んできた桃の木で桃狩りを楽しむ園児=沼津市西椎路

 沼津市西椎路の愛鷹保育園と愛鷹幼稚園では山梨県で育てた桃の木を園庭に運び込み、園児が桃狩りを楽しむ「いどう果樹園」が開かれた。協力したのは同県笛吹市の山梨FUJIフルーツパークと沼津市の旅行会社タビーナ静岡(望月善人代表)。両園が新型コロナ対策として市外での野外活動を自粛している状況を知り、望月代表が企画を提案した。
 イベントでは両園に黄金桃の樹木が24鉢並んだ。年長児ら約90人は農園関係者から注意点を聞き、“桃園”になった園庭で「重くて大きい」「甘い香りがする」と声を弾ませながら夢中になって収穫を体験した。同保育園の浅沼永生園長は「桃の木を初めて見た子もいて、夏の良い思い出になった。思うような野外活動ができず、直接来てもらえるのはありがたい」と喜んだ。
 山梨FUJIフルーツパークでは根の成長を制限する栽培法を開発中で、鉢で育てた桃の木を1本単位で持ち運ぶことができるという。担当者は「子どもたちの食育や楽しみの一つとして、コロナ禍の選択肢になる。栽培した果物を届け、隣接する両県の交流もさらに広がれば」と期待を込めた。
 

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